ロードバイクを買ったはいいけど、長距離のサイクリングでの安全面や持ち物で不安を抱えられる方もいらっしゃるかと思います。
今回はそんな不安を解消するため、ロードバイクを始めるために最低限必要なものをご紹介いたします。ほとんどのものはネットで購入できますので、近くに専門店が無い方でも揃えることができますよ。
1.ヘルメット
平成30年中のデータでは、転車乗車中の事故の負傷数は年間83,930人で、全体の約20%を占めています。少し深刻な内容にはなりますが、自転車事故での身体損傷の傾向をご紹介いたします。軽傷者の損傷部位は腕や足が多く、切り傷や擦り傷、打撲が多くみられます。死者の損傷部位は頭部や胸部が多く、頭部は骨折と裂創・挫滅・打撲、胸部は骨折と内臓破裂が多くみられます。つまり、自転車事故では頭部を強打してしまった場合、死に至る可能性が最も高いくなるというわけです。ヘルメット着用により死亡リスクは4分の1に抑えられるといわれています。しかし、ヘルメットを着用していても事故時に脱げてしまった場合は残念ながらヘルメットを着用していなかった場合と死者の割合は大きく変わりません。あご紐を正しく締めておかなければ、ヘルメットを装着してもあまり意味がないんです。転倒や事故など、万が一のときに命を救ってくれるヘルメット。ロードバイクを安全に楽しむために必須のアイテムです。
2.フロントライト・バックライト
前方を照らすライト(前照灯)をフロントライトと呼びます。後方を照らすライト(尾灯)はバックライトと呼ばれます。無灯火での走行は、道路交通法により罰金となりますので、フロントライトとバックライトの点灯は必ず守りましょう。また、ライトは道を照らすだけでなく、他の車や歩行者に自分の存在を知らせて自己の予防にもつながります。実は、フロントライトとバックライトは、使用すべき色が決まっているんです。フロントライトは「白色」または「淡黄色」バックライトは「赤色」これがライトの基本です。都道府県によって決まっている色が異なり、そのほか細かな定めもありますので、事前に調べて購入しましょう。
3.鍵
サイクリングでの大きな心配ごとの一つといえば、自転車の盗難ですね。ロードバイクは高価なものですが、サイクリング中に食事をしたり、観光をしたりと、自転車から離れることは免れられないので不安なはず。安心してロードバイクを楽しむためには鍵は重要なアイテムです。ロードバイクの鍵は大きく分けて4つの種類に分けられています。それぞれの特徴をご紹介致します。
- ワイヤーロック
ワイヤーロックは軽くて持ち運びやすいのが特徴の鍵です。長さがあり変形もしやすいため、さまざまな場所に繋げられるのも利点です。頑丈なほど価格が高くなり重さも増していきます。しかし、反対に安価なものは切断に弱いものが多いので、注意が必要です。 - U字ロック
U字ロックは比較的切断されにくい頑丈なのが特徴の鍵です。耐久性が高く頑丈になればなるほど、重くなる傾向にあります。伸縮性がないため近くのものにしか留められないのはデメリットですが、フレームと車輪を括ったり重石として車輪に付けたりして活用することができます。 - チェーンロック
チェーンロックはチェーンを布やビニール素材などで覆った鍵です。ワイヤーロックより太くて切断されにくく、U字ロックより括れる範囲が広いのが特徴です。重く太いものほど盗難リスクを低くでき、軽いものは身体にかけて持ち運ぶこともできます。 - ブレードロック
ブレードロックは金属製のブレードが連結している仕様の鍵です。折り畳むとコンパクトになるため持ち運びがしやすく、重さは1kg程度とやや重め。重くなればなるほど切断されにくいメリットがあります。
自分の目的にあった鍵を選びましょう!
4.ベル
道路交通法ではベルの着用が義務づけられています。100円ショップでもベルは取り扱っていますが、普通の自転車向けに作られているので、ドロップハンドルやフレームにつけることができません。そのためしっかりと装備できるものを購入することが重要です。ネットでも店舗でも、ロードバイク用品の専門店なら必ず取扱いがあります。
5.サングラス
スポーツ選手が付けることの多いサングラスですが、プロが付けているのにはやはり理由があります。ロードバイクで走っていると風が体に当たるので、目を開けられなくなったり、虫やゴミが入ったりします。スポーツバイク用のサングラスは一般的なものに比べると顔へのフィット感が強く作られており、空気なども入りにくく、目への外的刺激から守ってくれます。さらに、サングラスには紫外線から目を守る効果もあります。夏場にサングラスをしないで走行してしまうと、帰り際には目が真っ赤になって疲れてしまうことも。。。紫外線の量により色が変わる調光グラスなら、夜になっても掛け替える必要がなく便利ですよ!
いかがでしょうか。本記事では、ロードバイクを始めるために必要なものをご紹介させていただきました。その他にも、携帯用工具や、サイクルグローブなどはあると便利なアイテムのチェックも是非してみてください。どのアイテムも、ネットで買えるものばかりですので、気軽に揃えてみてくださいね!