車やバス、電車などの交通機関を使用した旅と比べるとロードバイクでの旅は疲労感も多いですが、その分達成した時の感動は他のスポーツではなかなか感じられない喜びとなります。次はどこに行こうかと考えると、ワクワクしてきますよね。
次回の旅に向けて、オリジナルコースを作っておくと、計画した通りのコースを走って目的地に辿り着いたり、そこでしか味わえないご当地グルメを口にできたり、自分だけの喜びが見つかるのもオリジナルコースならではの楽しみのひとつです。本記事では、オリジナルコースの作り方をご紹介いたします。
- 夢は大きく、いきたい場所をピックアップ
まずは、旅雑誌や地図、コラムなどで行ってみたい場所やゴール地点をピックアップしましょう。行けるか行けないかは、後でじっくり悩むことになるので、まずは夢は大きく行きたい場所をピックアップするのがおすすめです。みてみたい景色、食べてみたかったご当地グルメなど、とにかくたくさん出してみましょう。 - 自分のサイクリングレベルに合っているか
夢は大きくと前述しましたが、本当に行けないような場所を選ぶのは危険です。まずは、自分がどれくらいの体力がありそのルートを走ることが実現可能か、ルートが安全かどうか、自分の自転車の性能に合っているかなどを前もって確認しましょう。初心者の方は、一定の速度で走りつづけられるかどうかを考えることも大切です。信号でのストップや一時停止が少ないほど、走りやすいルートといえます。河川敷の舗装されているサイクリングコースや自転車歩行者専用道路は、走りやすいルートと呼べるでしょう。また、安全面を考えるなら、沿道にお店が少ない道路の方を選ぶと、沿道から出入りする車や歩行者とのすれ違いが少ないので、減速する機会が少なり比較的安全です。 - 風向きに注意風向きは快適にサイクリングする上で非常に大きな要素です。強い向かい風での走行は自転車が中々前に進まず、そのまま帰ろうかと諦めたくなるものです。風向きは、午前中は北風、午後は南風となる場合、午前中は南向き、午後は北向きになるようなルートを選ぶのがポイントとなってきます。その日の風の強さや風向きを調べたい場合は、天気アプリなどで確認することができますよ
- はじめてのサイクリングでの走行距離の目安始めてのロードバイクでは、自分がどのくらい走行できるかも検討がつかないかと思います。そのような場合は距離ではなく、時間で考えるとわかりやすくなるんです。始めてのサイクリングでは、無理のない速度で30分から1時間を目安に走行してみましょう。30分から1時間では、7kmから15kmほど走行することができます。いきたい目的地の距離と見合うか確認してみましょう。30分から1時間のサイクリングに慣れてきたら、2時間、3時間と増やして走行してみましょう。
- ルートアプリを使う今時紙の地図を使う方は少ないかと思いますが、スマホはどちらにせよみなさん持ってサイクリングするかと思いますので、ルートアプリを使用してサイクリングルートを作りましょう。何かと使うことの多いGoogleマップは、サイクリングに最適な機能が用意されているので便利でうよ!Googleマップでは、マイマップ機能を使えばタイトルを付けてオリジナルコースを作成することができるんです。URLをシェアすれば作成したコースを他の人と共有することもできます。ルートアプリはその他にもたくさんあります。機能としては、サイクリングユーザー同士でログを共有し、サイクリングのタイムを競い合うなどのバーチャルなプラットフォームが用意されているアプリもあります。また、アプリのユーザーがアップロードした膨大なアクティビティログを元にルートを検索できる機能が搭載されているものもあります。無料のアプリがほとんどですので、是非検索してみてくださいね。
- 補給場所の事前確認も忘れずにサイクリングで重要になってくるのが、食料や水分を補給できる場所です。途中でエネルギー不足になってしまっては、せっかくの楽しいサイクリングも続けることができません。中、長距離の場合は、エネルギー補給できる場所をしっかりチェックしておくことが大切です。
全国各地には気軽に楽しめるサイクリングコースが沢山あります。「全国サイクリングロードランキング」などを参考にすると、簡単に安全かつ自分にぴったりなサイクリングルートを見つけることができますよ。最初は初心者の方でも走行しやすく、難易度が低めの道路をピックアップして、慣れてきたら離れたところでのサイクリングに挑戦してみるのもおすすめです。最近はサイクリストに便利な施設ができたり、道路や行き先表示が整備されたりするようになりました。自分だけのお気に入りのサイクリングルートが見つかることを願っています。